競馬入門初歩の初歩

レースの種類

レースの基礎を学ぶ上では、まず競馬のレースにどのような種類があるかという事を知っておく必要があります。競馬はすべて同じ場所で行うものではなく、一年の間、全国の競馬場で毎週レースが行われています。

 

それらのレースは、ランク、距離、あるいは馬場といった要素によって細分化されており、それぞれに名称がついていて、日程も決まっています。

 

なぜ細かくレースの種類を分けているかというと、簡単にいえば『それによってレース展開が変わる』からです。また、オリンピックなどと同じで、出場条件が限定されているレースもあります。よって、これから行われるレースがどんなレースなのかという事を知るのは、とても重要なのです。

 

レースを分ける要素としてまず挙げられるのは、ランクです。ランクは、馬それぞれの実績に応じて決定します。よって、実績の近い馬ばかりが同じレースに出場する事になります。これは、賭け事である以上当然の事ですね。大人と子供が同じレースをしても、賭けにはなりません。ある程度条件を整える必要がある為の制度といえます。

 

距離は、競技場の特色でもある為、非常に細かく分けられています。中央競馬における最短距離は1,000mです。1,200、1,400mといった距離の場合はスプリントと呼ばれ、いわゆる短距離走と同じような競技となります。

 

一方、長距離となると3,000m以上となります。中央競馬の最長距離は3,600mですが、この距離のレースはかなり稀です。長いといわれる有名なレースは、天皇賞(春)の3,200mです。